原始宗教の存在意義


 3月15日といえば知る人ぞ知る、あこがれの田県神社(たがた、愛知県小牧市)の豊年祭についに行ってきたのです。
 これ以上の平和はないという平和の祭典。宗教をもとにいがみ合っておられる方々にお見せしたいと俺は思ったね。

 では、みなさまを田県神社豊年祭の世界にご案内いたしましょう。

光のどけき春の日に
遠くより何かが来たりける・・・
「ねえセンセ、ここで待ってたらいいの?」

「そうよ、もうすぐよ」
「センセ、天狗さんだ〜」

「先導役は猿田彦よ」
「センセ、へんな音楽〜」

「これは雅楽っていうのよ」
「センセ、あのハタは・・・」

「え、あぁ・・・あれはね・・・」
「センセ、何を持って・・・」

「・・・・・(ゴクリ)・・・・・」
「ねえ、せんせ・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・!」
「!!!!!!!!」
「!」
「・・・・・・・・(ホッ)」
神輿の向かう先は田県神社
ご神体
ご、ご神体ご神体ご神体・・・・・・・
おもに女性がなでさすり
真剣におがんで行かれる
絵馬
子宝を願うものが多いが
左のやつのように
別に何を頼んでもいいらしい
おみやげ


 以上、お楽しみいただけましたでしょうか。

 究極のほのぼの祭りである。みんながわらってる、お日様も笑ってる。外国人の見物が多く、金髪ネーチャンが大喜びでハジケていた。

 本来は豊作と子宝を願う祭だが、うじうじ悶々と悩む思春期男子にもぜひ参加させてやりたいもんだ。巨大なちんぽこをみんなでワッショイワッショイと担ぎ、拍手を打って「童貞脱出」を神様に堂々とお願いする。なんと健康的なことだろう。

 ビバ田県神社!

 ちなみに、この近くには「姫の宮」の大県神社というのもある。国の重文に指定されている古式ゆかしい神社だ。そちらのご神体は巨大な鏡餅のような形をしているらしい。
 大県神社と田県神社の豊年祭は今は日にちが数日ずれているが、以前は同じ日に行われていた。それぞれがお互いを目指して移動し、最後にドッキングしていたとのこと。

 帰ってから、名古屋出身の友人に「田県神社の祭に行った」とメールを送ると、こんな返事が返ってきた。

 私は小学校の時に両親と一緒にいって、おちんちんキャンデーを買ってもらって舐めていました。

 (2006年3月の日誌より)

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