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個人情報保護法全面施行の新たな時代に

事件の被害者や告発人という立場を超えたところで

透けて見えるものは何か


カルテ改ざん PART 2
「密室の不正」との闘い方


石川寛俊 監修
医療情報の公開・開示を
求める市民の会 編
(2006年1月15日発行)

定価:本体1100円+税

(四六判、並製、100頁)

新聞各紙で紹介!
カバーデザイン/都築俊雅
 品切れ絶版です。ありがとうございました。
裁判になると必ずのように改ざんされるといわれる医療記録。
医師らによる「
証拠隠滅」や「事故隠し」は、
罪に問われるどころか
問題にさえされないケースがほとんど。

医療被害者を
冒涜する実態を前にして、
私たちはどうすればいいのか。
具体的な闘い方、防ぎ方について、
実体験をもとに考える。

好評『カルテ改ざん』の第2弾!
監修:石川寛俊(いしかわ・ひろとし)
1949年、奈良県生まれ。弁護士。スモンや薬害エイズなどの巨大薬害訴訟をはじめ、これまでに200件以上の医療過誤訴訟を手がける。テレビドラマ「白い巨塔」の監修も担当。著書に『医療と裁判』(岩波書店)など。

編:医療情報の公開・開示を求める市民の会
1994年設立。公共的な医療情報の公開と、レセプトやカルテなど個人情報の本人・遺族への開示を求めて活動してきた。事務局 勝村久司
Eメール czt02077@nifty.com
ホームページ http://homepage1.nifty.com/hkr/simin/
これまで放置されてきた
悪質な隠蔽・改ざんに
最前線の弁護士らがメスを入れる!
C O N T E N T S

はじめに――生身の人間が透けて見える「カルテ改ざん」  石川寛俊

●第1章 まともなカルテを見たい――カルテ開示と改ざんの実態

「空白の20日間」のカルテを求めて
カルテの組織的隠蔽と改ざん訴訟
どうすればカルテを見せてくれるのですか?

●第2章 カルテ改ざんとどう闘うか

「人体実験」と「患者の人格権」――無断臨床試験訴訟をめぐって
個人情報保護法で医療情報の扱いはこうなる
欧米の医療情報開示状況とカルテ改ざん防止策
カルテ改ざんに関する全国の弁護士調査からわかること
カルテ改ざんや隠蔽にはこうして立ち向かおう

あとがき 勝村久司


(本書は2005年3月12日に大阪で行われたシンポジウム「カルテ改ざん--密室の不正との闘い方・防ぎ方」を元に構成されました)
「はじめに」より一部抜粋

 (前略)
 医療過誤はよくないが、カルテの改ざんはさらに悪い、と医療被害者は口を揃える。それは犯したミスを繕う、隠す、ごまかすという二次的な不正であり、不注意の過ちをことさらの故意で覆い隠そうとする、生身の人間が透けてみえるからである。

 権限や資格に基づき記録を作成し保管すべき医療従事者たちが、自分を守る目的からその立場を悪用するのでなければ、「改ざん」は成立しない。公務員の犯罪と同じく、社会的な信頼を裏切る行為である。

 このことを直感する患者家族は、私的な賠償責任よりも医師の社会的責任を問いたいと訴える。日本の医療過誤事件の多くは、ミスというより犯罪に近い、との識者の指摘も頷ける。

 ミスとか事件といわれる個別の偶然から、立場や公的責任という社会性に気づき始めたところから、医療被害者たちは何かにせかされるように被害事実にこだわる。事件の被害者や告発人という立場を超えたところで、この世間のありようを視野におさめる。

 この本は、事実を追い求める被害者の姿と、とりまく社会を映し見せてくれる。
2006.1.15 読売新聞で紹介されました!

 昨年3月、大阪で開かれたカルテ改ざん問題をめぐる2回目のシンポジウムを中心にまとめた。診療記録の改ざんや隠ぺいと闘う医療被害者らの体験報告に加え、同年4月に施行された個人情報保護法を活用したカルテ開示の請求方法など、「密室の医療との闘い方」を伝授する。医療過誤が良くないのは言うまでもないが、それをごまかす記録の改ざんは、はるかに悪質だ。刑事罰の創設、行政的制裁、民事訴訟での過失の推定などを求める被害者らの声が胸に迫る。
2006.1.29 毎日新聞で紹介されました!

 市民団体「医療情報の公開・開示を求める市民の会」が昨年3月に大阪で開いたシンポジウムの様子をまとめた「カルテ改ざん2『密室の不正』との闘い方」がさいろ社(神戸市)から出版された。(略)各地の医療事件で明らかになったカルテのねつ造や隠ぺいの実態を報告し、真相を追究する手段として情報公開請求や個人情報保護法の活用を提案している。
 シンポは、個人情報保護法の完全施行(昨年4月)で民間医療機関にもカルテ開示が義務付けられたのを機に、同会が主催。医療裁判の原告らによる事例報告のほか、大阪弁護士会のグループは、診療記録の改ざん対策について、欧米の制度と比較し国内の貧弱な実情を紹介した。発表内容を基に、資料を織り交ぜながら1冊に掲載した。(略)
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