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激渋食堂メモ
大阪市中央区の渋~い大衆食堂

(大阪市index)

(大阪府下の渋~い大衆食堂はこちら)
清水 (中央区、難波駅)(閉店)
あずま食堂 (中央区、難波駅)
福家 (中央区、日本橋駅)
万よし (中央区、日本橋駅

ニューライト (中央区、難波駅)
芦池更科★ (中央区、心斎橋駅)

清水
(閉店)
2017年3/31で閉店されました。
レポートは営業当時のものです。
(中村さん情報感謝!)


大阪市中央区難波千日前11-26
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電話/ 06-6641-1461

【営業時間】 09:30~21:30
【定休日】 月曜日


 南海難波駅から南海通りのアーケードに入って、花月の通りを過ぎたら右側にある。難波の代表的な大衆食堂で、吉本芸人も食いに来る名物店だ。

 入ってすぐ左右におかずケース、ズラッと並ぶうまそうな品々にクラッとくる。昭和的に落ち着いた店内はテーブルが3列に10ほど並ぶが、幅広い客層でいつも繁盛している。
 メニューは豊富で、麺類500~600円、丼物600~700円、その他おかずは生玉子や大根おろし50円に始まってコレデモカ状態。でも納豆は置いてないのが大阪的か。ビールは大瓶500円と良心的だ。

 
(左)大衆食堂パラダイス!   (右)〆て800円

 めし小150円と味噌汁100円を頼み、おかずケースからサバ煮350円?、ほうれん草200円? を取って計800円。
 おばちゃんに「さばチンして」ゆうたら、「まだぬくいよ、チンしたら硬くなるよ」と言われてそのまま食う。うまし。
 味噌汁は三つ葉、ワカメ、豆腐など具だくさんでグレード高い。

 納豆を置いてくれたら文句なしの優良店だ。
(2015年1月)
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あずま食堂

大阪市中央区難波千日前3-18 中村ビル1F
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電話/ 06-6643-6208

【営業時間】 10:30~21:00
【定休日】 日曜日


 上の清水を通り過ぎ、次の角を右折したら現れる。ここも吉本芸人ご用達の有名店だ。
 カウンターだけのこぢんまりした店で、入ってすぐ小ぶりのおかずケースがあり、カウンター上には煮魚・焼魚350円~と天ぷら類90円~が並んでいる。
 
 
(左)カウンター   (右)カレイ煮付けウンマー!

 こぢんまりしてるぶん、なじみ客度が高い。
 昼の時間帯(11:30~14:00)はめしが大中小とも100円になってオトク。日替わり定食600円、食後のコーヒー100円も嬉しい。
 その他、うどん・丼物400円~650円。一品ものいろいろ。かしわラーメン400円も気になる。

 チャキチャキしたおかみさんとカウンター越しに会話しながら飲み食いできるという部分が清水との違いだろう。
 それもあってか、ビール大瓶600円。角ハイや有機ワインなども置いている。17時からは晩酌メニューが登場し、居酒屋機能が強くなる。
(2015年1月)
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福家
大阪市中央区千日前1-6-13
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電話/ 06-6211-5338

【営業時間】平日  11:00~21:00
      土日祝  9:00~21:00
【定休日】木曜日


 相合橋商店街の中をダラ~っと歩いて、小腹が減ったのでダラ~っと入る。
 元気のいい50代くらいのおねえさんが一人。
 麺類、丼物、洋食など一般の食堂メニューはなく、入り口付近の2つのおかずケースにあるもので一杯やるか、めし・汁物を頼んでマイ定食を作るのみ、いわゆる一膳めしオンリースタイル。
 ビール頼んで、焼サンマをとってぬくめてもらい、冷奴の水を捨ててもらう。豆もぬくめてもらう。

 
(左)外からおかずがみな見える (右)ダラ~っとやる

 これを1粒ずつ口に入れつつ飲む

 相客は酔っぱらってるじいさん。あとからよくしゃべる芸能関係者ぽい人が来た。
 何がどうということもないが、お昼時以外はダラ~っと過ごせる。
(2016年7月)
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万よし
大阪市中央区日本橋2-10-22
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電話/ 06-6631-4703

【営業時間】 11:00~21:00
【定休日】 日祝


 黒門市場からクッと西へ出たところ。狭い玄関まわりに鉢植えやらビール瓶ケースやら置いてて、よけいに狭い。見るからに高齢店主がやってそうなケハイが濃厚に漂う。
 でも、いろんなメニューが書かれた黒板がけっこう気になるなー。

 
(左)メニューの黒板   (右)横山ホットブラザーズから贈られたらしき暖簾

 案の定、けっこうなお歳のおっちゃんとおばちゃんでやっている。
 店内はえっらいセバイ。厨房向きカウンター3席あるが物置状態で、使えるのは壁向きカウンター4~5席のみ。そのうち一つにおばちゃんが座り、カウンターの椅子におっちゃんが座って、仲良くテレビを見ている。
 実質2人くらいやろ、この空間で飲み食いできるとしたら。
 奥に2階への階段がある。2階席もあるらしい。

 メニューは、こんなセッバイとこでホンマかいなっちゅーぐらいいろいろある。和洋中の麺類・丼物・定食など一般的な食堂メニューがほぼ500~700円台で全部そろう。
 この狭さを考えると驚異的だ。ホワイトボードに一品ものもあり。

 以前来たときは、おっちゃんにいきなり「弁当でええかい?」と言われるがままに日替り弁当700円を食った。なつかしい感じの手作り惣菜がいろいろ詰まっていてなかなかよかったが、味付けはちょっとしょっぱめだった。
 今回は中華そば550円。おばちゃんが作り、おっちゃんはテレビで大阪都構想のワイドショーを見ている。

 
中華そば550円

 豚とネギを炒めたんが乗っている。汁は濁ってコクがあるが、やっぱりちょっとしょっぱめだった。

 おばちゃんは片付けが済んだら元の場所(壁向きカウンター一番奥席)に戻り、じーさんとともに俺の頭上のテレビを見始めた。
 狭い空間で、二人の視線が俺の頭上にじっと注がれている。じつに妙な距離感だ。でもそれがなんやオモローて笑いがこみ上げてくる。
(2015年4月)
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ニューライト
大阪市中央区西心斎橋2-16-13 宝泉ビル1F
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電話/ 06-6211-0720

【営業時間】平日 11:00~21:00
      祝日 11:00~20:00
【定休日】不定休(日曜休みが多い)


 道頓堀のひとつ北の通りを御堂筋から西へ入り、突き当たりを右。アメ村の南端にあたるエリアだ。
 入口周囲は積み上げられた木箱に音楽イベントのポスターやシールが何枚も貼られていて、大学の軽音ボックスを思い出させるモノモノしい感じの見た目だ。
 店内はもひとつモノモノしい。カウンター5席ほどとテーブル3つほどの小ぶりな店だが、その壁という壁を覆い尽くすサイン色紙群に圧倒される。

 
濃厚なる巣窟感

 サイン色紙を飾っているというより、これはもう壁紙だと思ったほうがいいだろう。サイン柄の壁紙。もしくはアート。
 ほんとうの壁が何色だったのかはもはやわからないし、これらサインが誰のものかを知る必要も感じない。とにかく一種異様な非日常空間に仕上がっている。

 カウンターとは透明ボードを隔てた厨房で二人の男性が料理を作る。ホール係のお母さんはスマートで印象的だ。
 店名からも洋食屋さんなのだろうけど、メニューはカレーライス500円をはじめとする各種洋食から、丼物500~600円、ラーメン350円・チャンポン600円・八宝菜800円まである。神戸によくある洋食&中華のスタイルやな。
 店の雰囲気はモロに大衆食堂的ながらも、洋食屋さんらしくサンドイッチやスパゲティー、AランチBランチCランチもあり。

 
(左)セイロンライス500円にカツ乗っけて600円   (右)ハムエッグ450円

 じゅるじゅるカレーのセイロンライス、玉子が効いてる。これにカツを乗せるのは、メニューにはないけどここの名物らしい。こんなん見たことないなー刺激的ぃ! 病みつきになりそう。
 ハムエッグには洋食屋さんらしくカレースパゲティ添え。ハムは2枚が四つ切にされて目玉ふたつを覆っている。んでケチャップどーん。

 客層は場所柄、若者も多い。シンプルかつ個性的な洋食を安く食べられる異空間だ。
(2015年4月)
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芦池更科 ★
中央区南船場3-3-22
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電話/ 06-6251-1763

【営業時間】08:00~20:00
【定休日】日曜、月曜


 心斎橋の隣の筋を長堀から少し北へ行ったところ、ビルの谷間の一角に、そこだけ時が止まったような店がある。
 中へ入るとさらに止まっている。その見事な止まりっぷりに美しさを感じないわけにはいかない。大阪市内に残る奇跡の空間のひとつだろう。

 
(左)狭い聖空間  (右)このレジスターが・・・

 この外向きカウンターが・・・

 創業は昭和25年ということだが、とても大事に使われてきたことがすぐにわかる。作ろうと思って作れる空間ではない。
 壁のメニューを見ると、うどん・そば類が400円台~800円台、丼物500~800円台。冷奴150円や玉子焼き150円、板わさ300円、肉吸500円など一品ものも少しある。
 おだやかなご高齢のおかみさんが注文を聞きに来てくれる。厨房にはおやじさんがいるようだ。
 たぬき480円を頼んで、それが出来てくるまでの、しばし待つ時間までがやさしく感じられる。

 
たぬき480円

 
あったかい、おつゆ。やわらかいそば。味がどうこうを超越したひととき。大阪の都心にいるとはとうてい思えない静けさ。
 次に来たときは、板わさでチビチビやりながら、日が暮れるのをじっと待ってみたいような気がする。

(2015年4月)
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