メ シ つ き 文 化 遺 産 | ||
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島根県の渋~い大衆食堂 | ||
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かまや
松江の旧中心部、茶町の西端の交差点角に、「中華そば」の暖簾をかけた小さな食堂がある。瓦屋根とこげ茶の板壁に、赤い暖簾。腹ペコを立ち止まらせずにはおかないたたずまいだ。 ![]() 店内は赤いテーブル6つほどとカウンター。壁には昔の喫茶店みたいに、アフリカの面やらイカ釣り漁船のカンテラみたいなのが飾られている。 明るく感じのいいおばちゃん2人が行ったり来たり。床の塗装の剥げが長年の営業を物語る。 暖簾と看板からわかる通り、ラーメン屋が丼物や定食なども置いて大衆食堂化したパターン。 注文を考えていると、おばちゃんが「いいチャーシューできてるよ~」とおっしゃるのでチャーシューメン(焼豚そば)700円を頼んだ。 ![]() ![]() (左)動線が表れた床 (右)焼豚そば700円、これマジうんまあーー! このチャーシュー、こいつのウマさときたら…! 厚みがあってやわらかくて、俺が長年追い求めた理想のチャーシューと言わざるを得ない。いや、べつに長年追い求めてないけど、そんな気分にさせられる。正月用に何本も注文が入っているというのも頷ける。 スープは食堂系の清湯ではないけど、しつこくなくてなんぼでも飲める。 このチャーシューを肴に酒をダラダラ飲めたら幸せやろなぁ~。次に松江に来るときは事前に持ち帰り用チャーシューを注文しておこうと思った。 ![]() (2014年12月) |
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