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堺の古墳近辺を歩く
(大阪府堺市)

(2004年1月17日)

 午後1時すぎに岡本を出て、大阪環状線・新今宮から阪堺電車に乗って約30分。「御陵前」で降り、小雨のパラつく中、堺市内では最も銭湯が集中している西湊町・東湊町をしばらく歩く。
 このあたりは中世の自治貿易都市・堺の環濠のすぐ南隣にあたる。古い建築物がたくさん残っていて、なかなか風情ある街並みだ。

  
(左)阪堺電車は路面電車  (中)垣に付く緑色の物体は「ピアノ教室」の看板。渋すぎる  (右)未舗装路地に「あんま」の看板

 4軒の銭湯が元気に営業しているのを確認し、傘をさして御陵通を東へ。しばらく歩くと、左右に緑の森が見えてくる。

  
(左)世界最大の墓、仁徳天皇陵  (中)大仙公園、これまた広い  (右)大仙公園の中にある堺市博物館

 仁徳天皇陵は堀が3重になっており、前方後円墳はその内側にあるので、外からはまったくうかがい知れない。でかすぎてたんなる広大な森にしか見えないが、街中にこんな手つかずの森があることはたいへん貴重だな。

 堺市博物館を覗いてみた。入館200円。古墳関係の展示と、中世〜近世の自由都市・堺に関する展示が中心。堺というのは、思った以上にものすごい計画都市だったのだなあ。これに比べりゃ六甲アイランドなんか屁みたいなもんだ。
 町人による環濠自治都市としての歴史もすごいドラマ。堺の富と力を恐れた秀吉に環濠を埋められ、さらに大阪冬の陣を前に徳川側の兵站供給地となったために秀吉に火を放たれて、2万戸を消失して自治都市の歴史が幕を閉じた、ちゅーことだが、これ、NHKの大河ドラマにはなってないのかな?
 ともかく、堺が意外に見どころの多い、奥の深い街であることがわかってきた。またじっくり歩きたいねえ。

 博物館を出て、JR阪和線の踏切を越え、いたすけ古墳の横を通って南へ向かう。

 
(左)いたすけ古墳。左側の竹林が「後円」部、木のないところが「前方」部  (右)堀はアヒル、マガモ、カルガモたちで賑やか

 そこから北条町を通って約2km、深井北町にある「深井中央温泉」へ。なかなか素敵なレトロ小銭湯。くわしくは「名銭湯・泉州」編を見てチョ。

 見よ、このツヤ!

 かれこれ4時間近く雨の中を傘さして歩きっぱなしだったので、足はくたびれてるし、つま先は凍ってるし、そのくせ体は汗ばんでいるという、この上ない絶好のお風呂コンディション。ぎもじ、いがっだぁ〜〜。
 風呂上がりには裏のボイラー室まで見せていただいた。

 
(左)ボイラー。上の白いところに湯が入っており、下で沸かす  (右)井戸水を廃湯で温める熱交換システム

 このあとご主人にJR上野芝駅まで車で送ってもらい、大阪で友人を呼び出して「軽く1杯」のつもりがいつの間にやらハシゴ酒、うかつにも終電に乗り遅れ、梅田のカプセル&サウナ「大東洋」泊をまたやってしまった。
 堺でも銭湯に入っていたのだが、せっかくの大東洋だから寝る前、起きた後と、それぞれ1時間半くらいずつ、徹底的に温泉大浴場&3種類のサウナで絞りに絞ってやったわい。おかげで私はツルスベ人間です。

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