ちょっとした旅ホーム
1日2回の福知山
(京都府福知山市)



(2004年9月10日)


モーニング福知山

 朝の6時台に起き、青春18きっぷで兵庫県城崎郡竹野町の猫崎半島へ向かったものの、僕は腰痛持ちのため長時間乗りっぱなしは辛い。
 出発して2時間で福知山へ到着。ここでいったん途中下車して1時間ほど街を歩くことにした。細かい雨が降ったりやんだりしている。

 福知山は京都府北部の交通の要衝だが、いまいちシケた町だな。人口7万人弱か。
 中心部は駅から1kmほど離れているので、駅前はよけいにさみしい。で、中心部を歩いてみたが、こっちもかなり空洞化が進んでいるようす。静かな田舎町という感じ。活気がないともいう。
 でも人口から考えて、こういうところってたいてい郊外に工業団地があり、国道筋に郊外型レストランやら大規模書店なんかのチェーンがガチャガチャと並んでたりして、大都市近郊と同じような風景になってるんだよな。

  
 (左)古い街並み  (右)街の中心にあるこじんまりした御霊神社

 そして例によって銭湯つなぎ歩き。福知山には3軒の銭湯が営業中とのことで、まず中心部の繁華街近くに「仲の湯」と「ごりょう湯」を発見。

  
 (左)仲の湯、建物は古いが一般的な改装  (右)ごりょう湯、こっちはモダンっつーか

 そして旧市街地の東の外れに「櫻湯」発見。こここれは・・・ウォ〜〜、ぼくちん的に超ストライクゾーンど真ん中!

  櫻湯。ヤッターヤッターヤッターマン!

 もちろん午前中なので扉は閉じられているが、この扉の渋いこと。
 だめだ、興奮してきた。でも今日の目的地は猫崎半島なんだ。
 駅へ戻って、城崎行きの列車に乗る。

 (このあと猫崎半島と豊岡を歩き、帰りに再び福知山へ寄った)


イブニング福知山

 竹野と豊岡でさんざん歩き回り、豊岡駅で缶ビールを買って再び福知山へ・・・うひゃー、列車が混んでるなあ。立ちっぱなし。
 この日2度目の福知山に着いたらすでに真っ暗。立ちっぱなしで腰がヤバイ。

 ともかく腹が減ったし、なんか食おう。でもほとんどの店のシャッターが下りてるなあ。福知山はもうゴーストタウンになりかけやな。「村さ来」は見つけたけどイヤだし。
 御霊神社の東、広小路商店街に何軒か居酒屋がある。ここでテキトーに飲んで食う。料理イマイチ。
 さあそして、午前中に見たあの櫻湯だよ櫻湯! いやぁ、櫻湯、入った。最高&感動。詳細はこちらで。

  夜の櫻湯

 徹底的に長湯したいところだったが、帰りの列車の時刻が気になって、後ろ髪をひかれながら出る。駅へ急ぐ道になんかよさげな飲み屋が・・・あーもう、こんなときに限ってチクショー、とにかく急ごう・・・。
 でえ〜っ、結局ギリギリ乗り遅れた!
 まあ最終があと1本あるから帰れるんだが。ちぇっ、こんなことなら櫻湯でゆっくりしてたらよかった。
 最終列車までの1時間、仕方なく駅前のショボイ飲み屋へ入ったが、ここがまたショボイ、マズイ、陰気くさいの3拍子。

 神戸へ帰ったら日付が変わっていた。
 なにかと思い通りにいかない日帰り旅行だったが、入った銭湯2軒が非常によかったので満足じゃわい。

 おしまい。

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