関西の激渋銭湯
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恵比寿湯 (八戸市)(廃業)
板柳温泉 ★(北津軽郡板柳町)

恵比寿湯 《廃業》

2012年12月に廃業されたもよう。
(原沢さん情報感謝!)
レポートは営業当時のものです。


八戸市小中野8-13-6 →地図
電話 0178-22-1259
【営業時間】 12:00〜22:00
【定休日】 月曜日
【入浴料金】大人420円


 真っ暗になってからJR八戸線の陸奥湊という駅で降りた。魚市場などがある駅前を西へ徒歩数分、橋を渡るとすぐ左手に大柄な銭湯あり。
 玄関周囲は明るくてさほどレトロな感じではないが、改装からいくぶん年月を経てそれなりの味わいが醸し出されている。

 けっこうそびえてる

 小さな暖簾をくぐると狭い玄関スペースに券売機があり、下駄箱が置かれている。
 ドアを開けて中に入ると番台におだやかな感じのおかみさんが座っており、脱衣所はけっこう広々。真ん中にベンチが2つ並んでおり、棚と丸籠のみの古いスタイルが逆に新鮮だ。

 この日は寒かったので体ヒエヒエ、ダッシュで脱いで浴室へ進入するや、じつにエエ感じのお風呂場やおまへんかぃ〜っと。

 
(左)男女壁のガラスブロックもよろすい  (右)タイル絵さわやかさん

 白タイルにブルーぽつぽつの床タイルもよろしーが、なんちゅーても湯舟が絶品!
 へりがやたらと分厚くて、ここに細かい豆タイルがびっしり。しかもその色がまた黄土色的なシブシブ色。んでまた外側側面の極彩色ゴージャスタイルがファラオの棺を思わせる。

 
(左)こんただ幅広のへりは見だごどネエ  (右)水風呂もデラックス!

 んでそのゴージャスな湯舟にお湯がなみなみと満たされ、ジェットの勢いで常に掛け流し状態になっとるで。大阪銭湯の倍、京都銭湯の3倍はあろうかという分厚いへりをお湯がザバザバ溢れていく贅沢なる景観をなんとしょう。
 しかもこのお湯は薪で沸かしているっちゅー話。

 左側には気泡風呂を兼ねた薬風呂、この日は甘草だ。右奥には地味に乾式サウナもある。
 そして出入り口横にはこれまたファラオ的に豪華な水風呂だ。チベタイ水は鉄分が多そうな匂いで、浸かるとドバーっと大洪水。
 お湯と水のドバドバ無限ループの限りなき喜び。もうたまらん。

 体力を使い果たし、上がってからコーヒー牛乳を飲んで放心しばし。
 そーとー抜かれたヌケサク物語、あとは寝るだけだ。
(2011.4.10)
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板柳温泉 

北津軽郡板柳町福野田実田48-13 →地図
電話 0172-73-2152
【営業時間】 07:00〜21:00
【定休日】 なし
【入浴料金】大人350円


 日本一のりんごの町、だそうです板柳町。
 JR五能線の板柳駅を出て正面に15秒ほど歩いたら、いきなり右手に看板ゲートが登場だ。そして奥には、なんとも文明開化チックなハイカラ木造建築物がズンと控えている。こ、こいつぁしびれるぜ!

 
(左)まったくもって駅前、便利すぎ   (右)元は女学校の校舎だったちゅーハナシ

 入るとタタキの左右に大きな木製ゲタ箱あり。上がって正面にガラス張りの受付があって、おばちゃんがテレビを見ている。
 その左右には廊下がずーっと延びていて、かつての教室とおぼしき障子の部屋が並んでいるようだが、風呂場はフロント脇から奥へと入る。

 
玄関風景、右側ガラスが受付

 脱衣所は横に広い。室内は新建材で改装されているが、田舎銭湯らしい鄙びたムードが漂っている。
 ロッカーはあるが鍵は壊れているものも多く、あまり使われている様子がない。他客はみな丸いプラ籠を使っているので、俺もそれにリュックその他一式を放り込んで裸になる。

 浴室も横に広い。天井も横にずーっと長く湯気抜きが開いていて、壁や床は薄緑の青リンゴ色タイルが貼られている。
 正面壁にシャワーつきカラン、手前にシャワーなしの島カランが並ぶ。カラン数はたっぷりだ。
 湯舟は浴室の左端に、タイル張りの大小2槽。合わせて20人くらいは入れそうな広さだ。かすかに薄黄色っぽい湯が湯舟のヘリからザーザー溢れている。この豊饒の風景がもうたまらん。

 どれ、入るとしようかのぉ・・・おぉ、42〜43度くらいのちょうどエエ湯加減。硫黄のタマゴ臭とアブラ臭が微妙に交じり合ったようないい香り、薄めの塩味、そしてヌルッとする肌触り。うひ〜こいつは気持ちエエ!
 湯は湯船の下からどんどん湧き出てくる。大小2槽は温度に違いがなく、どっちでも同じみたい。

 湯カランをひねると、ここからも豪快に温泉噴出。水カランのほうも30度近くありそうで、温泉と同じ香りがする(でも塩気はない)。これを交互に頭からかぶって快楽エンドレス。そして湯舟を何度も往復だ。
 なんかもう体が勝手に、この快楽を最大限に享受すべく浴室内を動き回りやがる。

 それにしてもこのお湯はメタメタぬくもるぞ。上がってからもホテリがひかない。一度ぜひ真冬に入ってみたいものだ。
 午前中ということもあって他客は地元の年寄りばかり5〜6人だったが、朝っぱらから毎日こんなのに入れるとは最高の老後だな、じさま。

 上がって体を拭いているとき、脱衣所の壁にぐるりと貼られた川柳色紙に目が留まった。すべて名号が「泉主」となっているのでここの経営者の作品らしいが、これが好色ものでなかなかおもしろい。
 「妻も好き よその奥さん もっと好き」
 「松茸で 掘ってはいけない よその畑」
 とかね。 
(07.10.10)

 
板柳への車窓から、リンゴ畑と岩木山
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