メ シ つ き 文 化 遺 産 | ||
兵庫県・但馬地方の渋~い大衆食堂 | ||
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食堂 旅路
八鹿駅から1キロ半くらい離れた旧国道沿い、養父警察署の向かいにある。 ガラガラっと開けて入ると、テーブル3、小上がり2、カウンター5~6の広さがある。適度に改装されて明るい店内だ。 しかもそれら席の全部に、食べたあとのものが片付けられずにそのままになっている。 ちょうどお昼過ぎで、客がどっと帰ったあと片付けが追い付かなかったんやな。店の人が俺を見て大急ぎで片付け始める。 その様子からして、人気のある食堂であることがわかる。愛想のよい50歳くらいの夫婦でやっていて、料理は旦那が作るようだ。 さっきまでの繁盛跡 メニューは数多い。麺類はうどん350~500円台、丼物450~500円台、定食700~800円台だが、定食は「豚(小)鶏(小)生姜目玉焼き780円」とか「トントロ焼肉810円」とか「鳥あんかけコロッケ840円」など、めっちゃ気になるラインナップやがな。 それ以外に単品メニューも充実していて、「鶏肉と野菜のポン酢炒め480円」「チキンカツの玉子と野菜とじ480円」「ハンバーグ(小)と唐揚げ目玉焼き500円」など、もうこの時点で名店を確信せざるをえない。 迷いに迷って、まずはビール。 そして「鶏しょうが焼きと目玉焼き」500円を注文した。鶏たっぷりでウンマー! さらに中華そば450円。チャーシューではなく豚肉が入っていた。 (左)鶏しょうが焼きと目玉焼き500円 (右)中華そば450円 いやもう、そら客席いっぱいになるわこれは。雪の中をわざわざ歩いてきた甲斐があったわい。 列車の時間がなければ、もっとゆっくりしていきたかった。誰にもオススメできるナイスな食堂。こんなん近所にあったらなぁー。 (2016年3月) |
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食堂 あき
雪の舞い散る中、八鹿駅から山際の古い道を旧市街方面へ20分ほど歩くと、道が右へカーブするところに渋い食堂がある。 中はこぢんまり、小奇麗に手を入れられている。 窓から日がさしこむ気持ちのいい店。 普通のテーブル3つと、一つだけ鉄板テーブル。 (左)狭いけどスッキリ (右)ペーパーおしぼりが銀の皿に乗ってくる 豚玉600円などお好み焼きメニューもあるが、その他はうどん類450~600円台、丼物500~800円台、オムライスやカレーライス類600円台あたりは一般的食堂価格。 だが、定食類は玉子焼き定食1290円、トンカツ定食1340円、エビフライ定食1450円などエエ値段している。洋食レストランで修業されたのかもしれないな。 一品ものも焼ちくわ420円、焼きイカ720円など決して安いとはいえない。 ここはひとつ1290円の玉子焼き定食がいかなるものかと誘惑にかられたが、おちついて「野菜焼き」770円と焼酎お湯割りを頼んだ。 白髪で清潔感のある生真面目そうなおやじさんが1人で一生懸命作っている。先に入った客の親子丼はあっという間に出てきた。 焼酎のお湯割りは、薄いコップにたっぷり濃い目。 野菜焼きは野菜炒めだった。たっぷり入っている。 野菜焼770円 近い距離なのに、いちいちお盆にのせて持ってくる生真面目なおやじさん。やはりレストラン仕込みに違いない。 めったに頼まないハヤシライス600円も食べたくなった。 ハヤシライス600円 片田舎の渋い食堂で出会う、まろやかなハヤシ。うまし。(2016年3月) |
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