メ シ つ き 文 化 遺 産 | ||
山口県の渋~い大衆食堂 | ||
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食堂おかむら
新山口駅で列車待ちの時間、駅を出てメシ食いに。 駅前ロータリーを抜けて5分かからずに1軒の食堂がある。玄関横で大判焼きも焼いている。 店内は小奇麗に改装されているけど、スタイルとしては昔ながらのおばちゃんがメシ作ってくれる系の脱力ムードがエエ具合に漂っている。 メニューは多くはないが、うどん300~500円、親子丼500円、定食700円、カレーライス450円、めし小100円、味噌汁100円とかなり安い。ビール500円、酒400円。 豚しょうが焼き定食を注文。 (左)カウンター内のおばちゃん (右)豚しょうが焼き定食700円 メインのしょうが焼きに、めし、味噌汁、ほうれんそうと冷奴の小鉢2品ついてきた。悪くないねぇ~。 何がどうっちゅーこともないけど、ま、のんびりしますわい。 急いで乗り継ぐだけが能でなし (2014年12月) |
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ミサキ食堂 (閉店)
まさにミサキにある。といっても海に飛び出た岬ではなく、道路の分岐に飛び出たミサキ。梅田のナビオ状態。 三角形ビルの1F突端を占める 朝からやってるのが旅人には嬉しいわ~。8:00入店。 店内は岬の形状に合わせて台形になっている。台形に飛び出た中央カウンター5席ほどと、逆向きのカウンター席3つほど、テーブル2つ。 60手前くらいの感じのいい夫婦?でやっておられる。 台形の右半分 台形カウンターの前にはおかずが並んでいる。 奥のテーブル席でおやじ客がテレビを見ながら朝ビールを飲んでいるが、そのさらに奥には冷蔵おかずケースあり。 側面窓の上にメニュー短冊が並んでいるが、そこにポトスの葉が伸びてて見えにくいったらありゃしない。でも隙間から見えた分だけでも、麺類・丼物・カレーライス・オムライスなどみな400~500円台、安いわ~。 朝定食450円があるのも嬉しいね。それもらお。 たまごかけごはん、しみじみとうまい…。玉子をかけて醤油をたらし、漬け物を振りまいて味付け海苔を箸で巻いて口に入れる。なんと贅沢なのだ。 味噌汁には豆腐たっぷりで幸せ。 最後の晩餐はこれがいい! 「夜はしてませんの?」とおかみさんに聞くと、 「はい。前はようけ来てくれはったけど今は全然です」とさみしそうにおっしゃる。 みんな、どこで何を食ってんの? (2016年5月) |
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さくらや
唐戸の港から少し山のほうへ上がると、寂しげな商店街がある。 その角地に、「お食事処」の幟の効果も打ち消すほどに客商売のケハイを消している店がある。 (左)恵まれた角地なのだが (右)どこから入れば…… 商売気のほとんど感じられない外観だが、逆に興味をそそられ、あんまり腹が減ってないのに入ってしまった。 中に入って驚いた。 カウンター10席ほどの前にうまそうなオカズがずらーっと並び、冷蔵庫の中にもおかずの小鉢がいっぱいではないか。 テーブル席も3つある。50代くらいの感じのいい女性二人が忙しそうに立ち働いている。このとき午前10時ごろ。先客はオヤジ一人だったが、お昼はいっぱいになるのだろう。 (左)おおこれはすごい! (右)しかも全部安い 本日のおすすめ、アジ刺、イカ刺500円も気になったが、なんせ腹が減ってない。がんもの中に玉子が入ったやつと、めし小120円、貝汁150円、合計450円でこぢんまりとまとめた。 450円 貝汁にはアオサが入っている。港町を感じて嬉しくなるやん。 う~む、めっちゃビールを飲みたくなってきたぞ。いろいろ頼んで刺身もいきたいが……ちくしょー、なんで腹減ってないねん! まったく見かけによらず、いい店。今度は腹を減らして喉も乾かして、ぜひ来たい。 (2016年5月) |
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まつき食堂
駅近くの観光案内所でもらった地図に名前があったので行ってみた。 商店街に面して丼物のショーケースや立看板が出ている。「ラーメン500円、65年間愛され続けた自慢のチャーシュー入り」…ふーむ、気になる。 そして「食堂」には珍しく、ホルモンの宣伝も賑やかだ。 (左)シャッター街でひとりがんばっている (右)これはホルモンいかんとね~ だが入口はその横の狭い狭い通路に面している。暖簾は出ていない。ディープな構えだ。 (左)ここ入るんか? (右)ここ入口かい? 店内はテーブル4つだけ、狭くて細長い。建物のスキマ、という感じだ。 メニューは麺類や丼物がほぼ500~600円でいろいろあるが、押しはホルモンのようで、ホルモン屋の発展系の大衆食堂といったところ。 40前と思われる若い店主に聞けば、近くでホルモン中心の肉屋をやってるらしい。肉はすべて山口県内の「高森牛」というブランドだそうだ。 戦後の焼け跡で開業して65年の3代目だという。 ホルモン(チョウ)500円とセンマイ550円を頼むと、見たことのない小型の鉄板がコンロに乗って出てきた。「おやじの手作りなんです」だと! 鉄板て手作りできるもんなんか? その手作り鉄板で焼きながら食う。じつにうまい。ビールが進む進む。 (左)手作り鉄板とホルモンチョウ (右)センマイ 最初は貸切だった。「うちは狭いからお客さんが遠慮してほぼ出前です」と言ってると思ったら、6名の子どもを連れた家族などが来て満席、それでもあとから別の客が覗いて「満席か」と帰っていく。 がんがん来る注文にも手際よく対応し、料理を作って持ってくる若い店主、なかなか素晴らしい。 彼との会話も楽しく、最後にはすっかり酔っぱらってしまった。 次回はラーメンかチャンポンも食おう。 (2014年12月) |
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加寿之屋
徳山の銀座中央街という狭い商店街にある加寿之屋、これまで何度も前を通りながら入れてなかったけど、やっときたよ~。 (左)店頭ショーケースが非常に昭和的でよい (右)こぢんまり店内 テーブル4つとカウンター数席の小さな店。60代くらいの夫婦でやっている。1970年のコンニチワ時代から続いているらしい。 一般的食堂メニューに加え、ホルモン焼があるのが徳山流だ。壁の短冊を見ると、うどん類、丼物、焼き飯などからホルモン類まで、ほとんど500~600円台。みそ汁100円めし小150円。 ホルモンにもひかれたけど、中華そば550円にした。 中華そば550円 わりとすばやく出てくるのが嬉しい。あっさりしつつもコクがあるしょうゆ味。細い麺もウマシ。 近くのまつき食堂にも負けないレベルやわ。徳山は食堂中華そばのレベルが高いな~。 お昼時すぐに満席になり、あとから覗いては諦めて帰る客もあり。 今度は昼すぎにホルモンでビールいきたいねぇ~。(2016年12月) |
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大衆食堂 らいらい
岩国駅からすぐの商店街に入ったら、右手にある食堂。電照看板に大きく書かれた屋号が目立っている。 間口は狭いが中もこぢんまりと細長く、テーブル5つくらいで、奥に厨房がある。おやじ客が二人くらいモソモソと食っている。 麺類、丼物、定食、単品と食堂定番メニューだが、ホルモン鍋があるのがこの地域らしい。 「日替わり定食ください」と言うと、おばちゃんが「ここからおかず選んで」と言う。見ると厨房前に数種のおかずが盛られた皿が並んでいる。そのメイン皿プラス小鉢2つも選べる。んで、めしたっぷりと味噌汁・タクアンついて770円。 (左)うなぎの寝床系 (右)日替わり定食770円 俺が選んだメイン皿は、アジフライとソーセージと玉子焼き。それをチンしてもろて、小鉢はサラダと納豆をチョイス。これで770円は悪くないな。 しかもめしたっぷりで、腹いっぱいになった。 わかりやすい場所 (2015年1月) |
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