メ シ つ き 文 化 遺 産 | ||
京都府下の渋~い大衆食堂 京都市(中心3区)の渋~い大衆食堂はこちら 京都市(その他の区)の渋~い大衆食堂はこちら |
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青柳食堂
市役所のすぐ東、道を挟んで渋いたたずまいの食堂がある。 11:30ごろ、ガラガラっと開けて入ったが、薄暗くて、呼んでも誰も出てこない。電気消えてるのかと思ったが、ちゃんとついてる。 仕方がないのでいったん辞したが、しぶとく12:30に出直した。すると60代後半くらいのおやじさんがいた。 でもお昼時なのに客はおらず。土曜日のせいか? (左)外のショーケース (右)薄暗い店内 左手に厨房、テーブル3つだけ。コンクリ打ちっぱなしの床が渋い。 焦げたような色の壁メニューを見ると、うどん類350~400円台、丼物やカレー、中華そばなどは400~500円台。やすいわぁ~。 親子丼500円でもいっとこか。 親父さんは腰が低くて感じよし。 やってきた親子丼はポテサラと漬物つき、デザートのバナナまでついてるぞ。これで500円はオトクな感じだ。味はやや濃い目だが。 (左)食卓の風景 (右)親子丼500円 土曜日の昼、片田舎の薄暗い食堂で、仁鶴のナントカ法律相談をボーッと見ながら食べる親子丼。 いいね、仁鶴は。(2016年1月) |
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富田屋 ★
宮津駅ロータリーのド真ん前、建物は古そうだがネオンや暖簾がバリバリ現役の勢い。一目で“ただもんやない!”と直感させられる食堂がある。 (左)せまいほうの入口 (右)「大衆食事処」、ロゴもいけてるぞ 角地にあって入口も二つある。一見、格式を感じさせる堂々の外観だが、「大衆」の文字がその不安をやわらげてくれる。 店内は天然木などを多用した民芸調。こういう店はそこそこ値段とりよるねんけど・・・と思いつつメニューを見てたまげたね。 まず、めっちゃ品数多い。ほんで、うどん270円、中華そば378円、カレーライス324円、玉子丼378円……てコレなんやのん! 定食もんも500円台からあるし。 んでまた一品ものが激しく充実。普通の居酒屋メニューは冷奴162円に始まって何もかも安い。 アルコールも、地酒270円、ビール大瓶432円やとう! さらにこの店の真骨頂は、港町の駅前食堂かくあるべしと全国の有権者に訴えたくなるような、その日のオススメ魚がギッシリ書かれた黒板だ(右下写真)。 (左)作り込まれた店内 (右)驚異の黒板…ようけ過ぎて読まれへん! 生もの、油もの、焼もの、酢もの、煮もの、その他・・・おなじみの魚から聞いたことのない魚まで、これでもかと並んでいる。値段も「ホーボ天250円」とか・・・。 あちこちの食堂を食べ歩いている俺だが、これ以上の充実とコスパの両立にはお目にかかったことがない。今のところ日本一。 ふだんは腹具合と懐具合をじっくり吟味して注文するのだが、もはや完全に三半規管が機能不全を起こして、思わず一番高い刺身定食1080円を頼んだ。 (左)刺身定食1080円、地酒270円 (右)あら煮270円、デカッ 刺身定食を食い終わったあと、あら煮270円でさらに酒追加。 他にも黒板メニューに気になるのが果てしなく書かれているが、もーご勘弁、腹いっぱいや。 俺が行ったときはそこそこ空席があったが、夕方5時を過ぎるや、ドッとお客が来てたちまち満席になった。宮津の人はここでの晩飯を楽しみに一生懸命働いているんやな。なんと幸せな人たちなのだ。 次回は泊りがけで来て、とことん食おう。でないと死んでも死にきれん。 (2015年1月) |
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丸糸食堂 ★
西舞鶴駅から徒歩5~6分。日の出湯に行く途中、マナイ商店街とかいうシナビた通りでふと通りかかって、たたずまいにズギューン。 ひきこまれるように入ったら、やや暗めの店内がまたいぶし銀ですがな。 (左)屋号がまたヨイ! (右)テーブル3つほどとカウンター ざっくばらん系のおばちゃんが、「もう終わりやからあんまり何もないんやけど~」とおっしゃる。すると横で飲んでいた常連客とおぼしきおっちゃんが「そう言わんと何か作ったれや」と援護射撃してくれた。 無事に席に着いて、まずはビール。なんもないと言いつつ、フキの佃煮をつけてくれた。ウマイ! 店内の白板にその日のオススメ一品が書かれているが、みな出てしまったらしい。メニューにある「まるいとラーメン」に目が留まり、「それならできる」とおっしゃるので注文した。 食堂のラーメンといえば透明のあっさりしたやつと相場が決まっているが…おおぉ、これは! (左)サービスでフキの佃煮 (右)まるいとラーメン、あんかけ玉子とじ? あんかけでトロッとしている。ウマイやん! これはヒットやわ~。値段は忘れたけど高くはない。 おばちゃんは多少ぶっきらぼうではあるが、ええ人や。常連オヤジも酔っぱらってはいるが、この店を愛している。 今度はぜひ時間の余裕をみて行こ。朝もやってるみたいやから泊まりでもええな。 (2014年9月) |
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